アウトソーシング・BPO(データセンター運用)の活用事例

導入企業様

課題

  • シフト勤務が主な現場で、有給休暇などシフト外の休暇の取得が進まない
  • 退職による人員減少が他のメンバーの負担を増やし、定着率の低下や新たな退職者の発生といった悪循環に陥る

解決

  • 各データセンターの運用ルールを整理し、全データセンター共通の業務と各データセンター独自の業務を明確化
  • 全データセンターで共通の運用業務に特化した人員を育成し、人員不足が発生したデータセンター間で相互にサポートできる体制を整備

施策

  • データセンターを横断して業務を行える人材を育成し、マルチサポート部門を構築して、データセンター間での相互対応を実現
  • マルチサポート人材を機動的に配置することで既存メンバーの業務負担を軽減し、有給休暇の消化率を向上させ、定着率が向上

業務視点のパラダイムシフトと社員満足度の向上

データセンターは24時間365日稼働を止めることができません。運用や監視の業務は人手を減らすのが難しく、労働集約型の仕事です。マルチサポート型人材の導入は、プロジェクト横断型の「働き方改革」を加速させます。

ITインフラの運用サービスを提供する企業は、複数のデータセンターを24時間365日体制で運営しています。それぞれのデータセンターには専属の人員が配置され、各メンバーは自分が所属するデータセンターの全業務を担当していました。この体制では、退職者が出た際にその分の業務を残りのメンバーに割り振るしかありませんでした。

業務内容を精査し、データセンター間で共通の業務と各データセンター固有の業務に分類し、共通業務に特化した人材を育成することで、新メンバーの育成期間を短縮できます。データセンター間で人員の異動を柔軟に行うことで、全体の運用業務を分散させることができます。データセンターごとの視点から業務ごとの視点に切り替えるパラダイムシフトは、「働き方改革」を促進し、メンバーの就業満足度を向上させるきっかけとなりました。

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