導入企業様
- 業種:ソフトウェア
- 従業員数:1,000人以上
- 導入サービス:人材派遣
課題
- 会計システムを刷新するためにベンダーとの交渉を始めたが、経理部門が忙しくて自社のニーズをまとめることができない
- 経理の知識がある会計システムに詳しいSEを派遣受け入れしようとしたが、人材不足で適切な提案が出てこない
解決
- システム開発の経験があり、その後10年ほど経理職を務めた元システムエンジニアをプロジェクトメンバーに選定
- 社内PCの保守・システムテストを通じて社内環境を把握し、ブランクを補完
- その後、このプロジェクトに配置しSEとして要件の取りまとめに参加
施策
- 人材不足のため長期間確保できなかった現役の会計系システムエンジニアという人材要件を拡充することを提案
- 周辺業務にスタッフをアサインしてブランクを補完し、最終的に会計システム刷新プロジェクトに配置する
高スペック人材の獲得は「急がば回れ」で解決
人手不足の状況で、自社のニーズを満たす人材を確保するのは非常に困難です。必要な高スペックの人材を長期間待つか、その間に別の方法でプロジェクトを進めるかで、大きく進捗が変わることがあります。
会計システム刷新プロジェクトが進行中であったため、即戦力となる経験豊富な人材が求められていました。しかし、現在の人手不足の状況では、経理系業務SEの確保は難航しました。
そこで、キャリアチェンジをした元システムエンジニアに注目しました。以前ITエンジニアから経理へ転向した人材をマッチングしました。この派遣スタッフも再びSE業務を行うことに不安があり、派遣先企業もブランクを心配していましたが、短期間の別システムのテスト業務を提案しました。双方がトライアル的な短期業務に同意しました。
その結果、短期業務を通じて双方の信頼関係が構築されました。業務上のコミュニケーションを通じ、ブランクの影響がなく十分なSE能力があると評価され、派遣スタッフもSE職としての自信を取り戻しました。契約更新時に、本来の目標である経理系システムの担当SEとしての業務に変更され、会計システム刷新プロジェクトを派遣先企業の一員として成功させることができました。