導入企業様
- 業種:社団法人
- 従業員数:99人以下
- 導入サービス:アウトソーシング・BPO
課題
- 業務が不定期に発生するため、同じスタッフを確保するのが難しく、業務品質が安定しない
- 派遣スタッフへの業務指導が必要で、職員の手間がかかり、本来行うべき検討や改善に時間を割けない
解決
- 労働者派遣契約で行っていたアンケート集計業務をアウトソーシング・BPOサービスに変更
- アンケート結果を入力した後、当社開発ツールを使用して指定の書式で集計レポートを作成し納品
施策
- 契約変更により、発注元企業での業務指示にかかる時間を削減し、アンケート結果の分析・検証に時間を捻出
- 業務プロセスを見直し、入力フェーズと集計フェーズに分割。入力業務を単純化し、集計業務を自動化
業務特性に合わせた外部人材活用法の選択
労働者派遣契約とアウトソーシング・BPOサービスは、共に外部の労働力を活用する方法です。大きな違いは指揮命令権の有無です。労働者派遣は派遣スタッフに対して細かな業務指示ができる利点がある反面、そのための時間が必要になります。
ある社団法人では、会員向けに講習やセミナーを実施しており、講習・セミナーの終了時に受講者からアンケートを回収し、その結果を基に講習方法を見直していました。
アンケート結果の活用には検証・分析が不可欠ですが、そのための集計業務には多大な工数がかかります。この法人では、労働者派遣によって外部労働力を活用し、入力や集計指示を行っていました。しかし、アンケート集計は不定期で発生するため、毎回異なるスタッフが担当し、職員による業務指示が必要で、その工数が大きな負担となっていました。
この状況を改善するため、当社からアウトソーシング・BPOサービスの活用を提案しました。不定期であっても同じプロセスで行われるアンケート集計を当社が請け負い、業務指示にかかる時間を削減します。また、アンケートデータからレポートを抽出する機能を自社で開発し、集計・抽出を自動化しました。これにより、入力作業は定型フォーマットへの単純入力に限定され、入力担当者が変わっても短期間で一定品質のアウトプットを実現できます。
契約変更により、受講者からの改善要望や講習内容のブラッシュアップに十分な時間を割けるようになりました。受講者の満足度も上がり、アンケート内容の確認が楽しみになっているようです。