導入企業様
- 業種:小売業
- 従業員数:1,000人以上
- 導入サービス:RPA研修
課題
- コロナ禍による出社人数制限・在宅勤務の増加により、社内業務の生産性が低下
- 一部社員の業務負荷が増大し、超過勤務が増加。これにより離職リスクが高まる
- DX化による生産性向上を目指すも、人材育成が進まず、DX化が停滞
解決
- Microsoft社提供のRPAツール「PowerAutomate」を導入し、インストラクターを派遣して社内でRPA教育を実施
- 既存社員によるRPA習得で一部業務を自動化し、超過勤務の削減に成功
- RPAコンサルタントを半常駐化し、複数の業務システムを横断する業務の自動化を実現
施策
- PowerAutomateの導入方法やフロー作成のためのRPA導入研修カリキュラムを提案し、受講対象者を選定
- 研修で得た知識を基に、各社員の業務自動化作業をインストラクターがサポート
- 複数システム横断型業務の自動化を検討し、業務の自動フローを構築
伴走型研修で一人ひとりの生産性向上を支援
RPAの導入は多くの企業にとって魅力的ですが、個々の社員レベルでは予想以上にハードルが高いです。社員一人ひとりが自身の業務を自動化し、生産性を向上させるには、自席で自らの裁量によって業務の自動化フローを構築できるかどうかが重要です。当社では、社員が自分の業務を自分の裁量で自動化し、生産性向上を実現することを目的に、Microsoft社が提供する「PowerAutomate」の導入・活用を支援しています。
本事例では、社員の日常業務はもちろん、将来的に発生し得る業務を洗い出し、人材派遣による「役務」の効果とRPA化による効果を検証しました。「定型かつ単純業務」が多かったため、RPA導入による業務の自動化が最適な解決策であると結論づけました。
その後、RPA研修の参加人数と受講者のITリテラシーに合わせたカリキュラムを構築し、研修を実施しました。受講者は全員非プログラマであったため、研修の最後に受講者自身が自動化したい業務を持ち寄り、講座内で自動化する時間を確保しました。研修受講後も各自の席でいつでもRPAを活用できるような基盤作りを主眼に置いた研修を実施しました。
また、研修だけでは自動化が難しい業務については、別途機会を設けて当社RPAコンサルタントが受講者と共にPowerAutomateによる業務の自動化を支援。自動化したフローを納品するのではなく、自動化のプロセスを共に進めることで、社員のITリテラシーを向上させ、生産性の向上を支援しました。